消防庁は二つある!?二つの”消防庁”、その役割の違いとは?



消防庁と言えば、全国の消防組織のトップに立つ中央省庁としての「総務省消防庁」、そして東京都のみの消防行政を管轄する「東京消防庁」の二つがあります。

このうち、総務省の外局たる消防庁については東京消防庁と区別するため、「総務省消防庁」と呼称するのが一般的です。

それでは具体的に二つの消防庁の解説を行っていきます。

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総務省消防庁について

総務省消防庁は消防車や消防隊員といった実働部隊を持たず、”消防署“としての機能は有していないため、この点で言えば、例えば警察庁も実働部隊を持たず、全国の警察を取りまとめるのが主な事務組織であり、似ていると言えます。

しかし、警察庁が都道府県警察に直接指揮命令を出来るのに対し、総務省消防庁は自治体の消防機関と完全に独立しているので、全国の消防本部や消防局に直接指揮できる権限がありません。

東京消防庁について

東京都の23区内および、東京都内の各市町村から消防業務を委託された消防業務を執り行うのが、18000人の職員で組織された東京消防庁です。その人員数は消防組織としては世界最大です。

総務省消防庁との違いは、やはり実働部隊を持っていることです。警察に例えると、東京都の地方警察である「警視庁」に相当します。

ただし、警視庁が東京都内の23区及びすべての市町村で警察業務を遂行するのに対し、東京消防庁は東京都内23区、および委託された東京都内の市町村内のみ遂行します。

委託をしていない市町村は自らの消防本部がその任にあたります。

さて、警視庁のおはなしをしましたが、実は東京消防庁の前身組織はなんと警視庁なのです。

1948年まで警視庁には「消防部」が置かれ、消防業務も警視庁が執行していた歴史があります。それについてはこちらで解説してます。

さて、前回は江戸時代の消防組織について解説してまいりました。 今度は戦前戦後の近代消防について年代ごとに解説してまいります。 ...

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